シンガポールの出演者

◎Azariah Tang(ピアノ)

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4歳の時に難聴と診断されたが、ピアノでの検査において著しい結果を何度も出し、6歳の時にピアノを始めた。15歳の時には奨学金を受けてロンドンの王立音楽大学で学び、2007年には日本のヤマハ音楽財団から表彰されて引き続き音楽教育を受けるための奨学金を得た。現在は、ナショナル・アート・カウンシルがアザリアをNACコンサバとリー・スカラーとして国立シンガポール大学(NUS)で学ぶことを助成している。受賞も数多く、クラシック界をリードするシンガポール希望の星である。去年7月には鹿児島県と文化庁の招聘を受け、第31回霧島国際音楽祭に出演している。

◎CHIJ Kellock校ウォルフガング・ヴァイオリン・プログラム(WVP)

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2008年8月、ヴァイオリンを使って音楽表現を知ることで音楽を愛することに目覚めるように、そして一生涯音楽への情熱を抱き続ける器楽家として成長するようにと作られたプログラム。WVPはCHIJ Kellock校とシンガポールで色々な賞を受賞しているヴァイオリニストのミン・リー女史、著名なヴァイオリン講師アニー・リー女史とのユニークな協力のもと運営されている。音楽を学ぼうという情熱をもった児童であればどんな経済状況であっても参加することができ、現在、約40人の児童がこのプログラムで学んでいる。

◎Amni Musfirah(ボーカル)

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アムニ・マスフィラ・アブダル・ラシッドは、シンガポール芸術学院で国際学士を習得するコースで音楽を学んでいる4年生。2008年16歳の時にチャイルドエイドでシンガポールでも有名な作曲・編曲家イスカンダー・イスマイルに見いだされ、それ以来リー・クワン・ユー世界水サミット、ユースオリンピック、APEC財務大臣会議などの大きな舞台で活躍してきた。加えて、2010年ストンプMMシング・タレント・アワードでチャンピオンに輝いた。シンガソングライターになりたいと考えているシンガポールの若き才能である。

◎Happy Mondays(コーラス)

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ハッピー・マンデーズは、ビジネスタイムズ・バディングアーティスト・ファン(BTBAF)の支援を受けている低所得家庭の子どもたちと中流階級の子どもたち構成されるコーラスグループ。2009年に活動を開始し、BT BAFの代表として、BTBAF主催のコンサートや記念式典、シンガポールのVIPを招いたイベント等でその瑞々しい歌声を披露している。現在の13名で構成されており、『チャイルド・エイド・アジア2011』にはBTBAFの援助を受けている5名が参加する。