開催趣旨

〜厳しい生活環境の子どもたちに未来に向かう希望とちからを〜

アジアを結ぶ、子どもが主役のチャリティ・コンサート


「チャイルド・エイド・アジア」は、日本とシンガポール、アジアの子どもたちが創るコンサートです。
出演者それぞれが、自分の才能を発揮して、観る人に元気と夢を届けます。
そして、様々な環境で生きる子どもたちが一つの舞台に立つことを通じて、
人間はひとりではないこと、一人ひとりがとても大切だということを学び、
輝く明日への架け橋を築くことを目指します。

◆チャイルド・エイド・アジア2014の目的◆

  • 音楽やパフォーマンスを通して、子ども同士の国際交流の場を提供すること。
  • アジアの若い才能を支援し、発表の場を提供すること。
  • 生活環境の違いにかかわらず、表現活動を通じて、一人でも多くの子どもたちが自分の才能や夢を見つける機会を提供すること。

※「チャイルド・エイド・アジア2014」の収益金は、生活環境にハンデのある子どもたちのための創作ワークショップの定期開催、ならびにシンガポールとの交流事業に活用いたします。

チャイルド・エイド・アジアで育まれる
子どもたちの交流、経験、未来


コンサート当日の出演者交流会

■言葉や生活環境を超えた子どもたち同士の交流
2011年に続き、2013年の『チャイルド・エイド・アジア』では、シンガポールから30人、マレーシアから1人が来日、約120人の子どもたちが一つの舞台を創り上げました。国内では福島の子どもたち16名が参加、舞台裏では初めて出逢う子どもたちの間に自然な交流が生まれました。そこには言葉は必要なく、笑顔と音楽が共通言語になっていました。

■若い才能の発掘
『チャイルド・エイド・アジア』の目的の一つが、オーディションにより才能ある若い人材を見出し、演奏の機会を提供することです。日本だけでなく、2011年に和田明佐美さん(バイオリン、14才)、2012年に中島英寿君(ピアノ、17才)がシンガポールの『ChildAid』に招聘されて演奏し、大きな喝さいを浴び、2013年5月には中島君と鈴木雄司君(津軽三味線、17才)が、マレーシアの『ChildAid』に出演します。

■子どもたちが発するエネルギーに、大人が感動
お客様からのコメントで最も多かったのが、「思っていたよりもレベルが高くてびっくりした」「子どもたちから元気をもらった」というもの。子どもたちの表現力が、たくさんの大人たちの心を動かしました。

■支援の輪の広がり...今夏、和田明佐美さんがシンガポールに1カ月の留学が決定!
2011年のコンサートをご覧になった一人のお客様の寄付により、出演した石神井学園の子どもたちの『ライオンキング』観劇会が実現しました。また、同年3月の東日本大震災を知ったシンガポールの関係者から義援金が寄せられ、震災で親を亡くした子どもたちを長期にわたり支援する「いわての学び基金」に約50万円を寄付することができました。
さらに、和田明佐美さんはシンガポールの支援により、今夏、1カ月間の留学が決定しました。将来の音楽留学を視野に、まずは語学力を磨くことを目的としています。