Childaidとは

チャイルド・エイド・アジア2013 開催の成果

■若い才能の発掘

今回は公演日が一部の学校の始業式に重なったためオーディション参加者を集めるのに多少の苦労がありましたが、エレクトーン奏者から三味線奏者まで幅広いジャンルの才能ある子どもたちが集まりました。

■児童福祉施設の子どもたちの参加とリトル・クリエイターズの活動

東京都立石神井学園の子どもたちが交流会や本番フィナーレでのコーラスに参加し「輝く明日へ」を出演者全員と歌いました。これに加え、今回は聖園子供の家の子どもたちが音楽劇の美術を担当、たくさんの力強い美術作品が舞台を彩りました。来年以降のチャイルド・エイド・アジアへの協力も視野に様々の分野のアート・ワークショップが継続的に行われる事になりました。リトル・クリエイターズの基本活動との相乗効果が現れだしました。

■マレーシア、シンガポールとの交流、福島の子どもたちの参加

シンガポールから30人の出演者に加え、初めてマレーシアからも若きシンガー・ソング・ライターを迎えました。共に合唱練習やリハーサルをするだけでなく、日本人の出演者たちと2回の交流会をもって、それぞれの国を紹介したり一緒にゲームを行ったり、また石神井学園で催された交流会では日本の伝統的な凧作りを行いました。発表する場としてのチャイルド・エイド・アジアだけでなく、子どもたちの交流という点でも充実したものとなりました。
また、原発事故の後、外で遊ぶ事もままならない福島市の子どもたちが元気にダンスを披露し、海外の子どもたちだけでなく日本の子どもたちにも復興の兆しを届けてくれました。
加えて、司会者に日系シンガポール人を迎え、ますます国際的なコンサートになりました。

■和田明佐美さんの留学

2011年のチャイルド・エイド・アジアに出演し、その後シンガポールでのChildAid 2011に出演し才能を見いだされた和田明佐美さん(14歳)。このコンサートの生みの親でありシンガポールを代表する作曲家イスカンダー・イスマイル氏から、まずはこの夏休みにシンガポールへ一ヶ月短期留学する招待をうけました(助成:IYAE)。そして英語を学びながらオーケストラ・オブ・ミュージック・メイカースに在籍、その5周年記念でエスプラネードでの演奏会にも参加しました。
また、2013年のゴールデンウイークには七ヶ浜国際村でのシンガポール・フェスティバルに日本とシンガポールの若き架け橋として登場しました。

■支援の輪の広がり

コンサートをご覧になったお客様から、施設の子どもたちにもっと舞台にふれる機会をとご寄付を戴きました。8月7日に石神井学園の子どもたちが劇団四季の「人間になりたかった猫」を観劇しました。
また、コンサートに先立って開催されたワークショップや交流会そして公演当日には、アバディーン・アセット・マネジメントPLCの社員の方、文京学院大学の学生さん、過去のチャイルド・エイド・アジア出演者など沢山の方がボランティアで手伝って下さいました。
そして、シンガポールと日本の子どもたちの発表、交流事業に賛同して、シンガポールの健康食品・加工食品の製造販売会社セレボス(サントリーグループ)が次のチャイルド・エイド・アジアのために会場提供をお約束下さいました。アジアの才能あふれる子どもたちの発表・交流の場となるようにとのご配慮です。